2013-10-26 07:00 am by 須坂新聞
北旭ケ丘町公会堂が今月末で閉館するにあたり、民生委員を中心としたボランティア会「友愛会」(土屋武広会長)はこのほど思い出会を開き、46年間使用してきた公会堂との別れを惜しんだ。
同公会堂は昭和42年5月の着工。順次放送施設やチャイム、下水道などを整備。自治会、育成会の会合、新年会のほか、告別式や結婚式場としても使用してきた。平成13年に旭ケ丘ふれあいプラザが開館してからは、公会堂での使用は減少した。
友愛会は平成12年に発足し、65歳以上の人を対象に年2回会食会を開いてきた。今回は現公会堂での最後の会食会を思い出会として、約50人を招待して実施。昼食の後、同会メンバーは46年間の思い出を「公会堂から毎日流れる『野バラ』と『家路』に心が和んだ。盆踊りの練習、運動会慰労会など思い出がいっぱい。長い間本当にありがとう」などと朗読した。参加者の中には「感無量」と涙ながらに話す人もいた。
同会では「耐震設備もない中で中越地震などにも耐え、区民の拠り所として愛されてきた。責任を果たした建物に感謝」、高沢明自治会長は「皆に親しまれてきた。公会堂に来ると歴史を感じる」と話していた。新公会堂は今月31日に同施設西側にしゅん工、引き渡しとなる。
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