須坂マリア幼稚園〜新年度から認定こども園に

2014-03-08 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂マリア幼稚園は新年度、幼保連携型の認定こども園「マリアこども園」としてスタートする。今月中に県から認可を受ける予定。職員室や既存の一部教室を改修してこのほど、保育室や乳児室、子育て支援室などが完成した。保護者の就労の有無に関わらず、すべての子どもたちに保育と幼児教育を総合的に提供し、併せて地域の子育て支援の役割も担っていく。
 昭和51年に建て替えた園舎は定員360人に対応する規模だが、近年の少子化で園児は減少。一方で女性就労が増大し、保育ニーズが多様化してきたことを受け、認定こども園への移行を決めた。
 1階にあった職員室を2階に移し、0・1歳児と2歳児の保育スペース(88.64㎡)を整備した。淡い緑とピンク色で内装を統一し、南側の大きな窓から差し込む光が一層の開放感を感じさせる。床暖房、エアコンを完備して乳児が快適に過ごせる環境に配慮。基本的な生活習慣の自立を促すため、保育室の中央部にトイレを設けるなどの工夫も施した。
 また2階の空き部屋部分に子育て支援室(88.56㎡)と厨房(61.67㎡)を新設。子育て支援室には調理用のオーブンやカウンター、飲料の自販機などを設置し、「マリアカフェ」として地域の子育て世代と子どもがくつろげる場所を目指す。育児に関するミニ講座なども開いていく予定。
 給食はミールケアに委託し、保育園、幼稚園ともに出来立ての食事が食べられるようになる。
 安藤誠園長は「今まで培ってきた幼児教育を深めるとともに、子育て全般をサポートできる様、ハード面、ソフト面の充実を今後さらに図っていきたい。地域の方に気軽に足を運んでもらえるこども園を目指したい」と話している。
 新年度は須坂マリア幼稚園(定員120人)に80人、マリア保育園(定員30人)に約10人が入園予定。設計は田設計事務所(東京都)、施工は北野建設(長野市)。費用の一部は安心こども基金を活用した。

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