北信州のワイン30種を飲み比べ〜須坂でワインフェア楽しむ

2014-03-08 07:00 am by 須坂新聞

趣味・生活 icon 初めての北信州ワインフェアが28日、1日、須坂駅前の市シルキーホールで開かれた。須高地区をはじめ、北信地方のワイナリーや原料で造られたワインの試飲会が行われた。県内外から大勢が訪れて、近年注目されている北信ワインの味わいを楽しんだ。
 会場には小布施ワイナリー(小布施町)や楠ワイナリー(須坂市)、委託醸造している角田酒店(同)、たかやしろファーム(中野市)、サンクゼール(飯綱町)、西飯田酒造(長野市)のほか、大手メーカーなどの約30種類が用意された。
 参加者は各ブースを回って飲み比べ、それぞれの味や香りを堪能した。松本市から訪れた会社員の川上慎一さん(36)は「北信のワインは手に入りずらいので、いろいろ飲めて良かった。特に白ワインはさっぱりしたものから、味わい深いものまであって、個性的でおいしい」と話した。
 友人と訪れた会社員の小林澄子さん(須坂市塩川町)は「ワイナリーごとに味が全然違う。自分の好みが見つけられていい。今までは海外のワインを飲んでいたが、地元のワインもとてもおいしい。いい機会になった」と話した。
 楠ワイナリーの楠茂幸さんは「地元の方に飲んでもらいたかったので、多く来ていただけて良かった。地元のワインもいいじゃないかという雰囲気が出てくれば」と話した。
 県ワイン官能審査員でワイン通で知られる俳優の辰巳琢郎さんとTBSアナウンサーの木村郁美さんのトークショーも行われた。
 辰巳さんは「訪れるたびに長野のワインのレベルが上がっていることを実感する。海外のワインと遜色ない。ただ地元の人にまだ飲まれていない。置いてある店も少ない。これをどうするかが課題。値段がやや高いが消費者は応援するつもりで飲んで。作り手は自信を持って造って」と呼びかけた。
 北信州ワインフェアは信州須坂蔵のまち駅前フェスタの一環として実行委員会が主催。28日にはシャンソンコンサートも行われた。
 北信地方はワインブドウの栽培適地で、農家、生産量とも増加し、新たなワイナリー(ワイン醸造所)もできている。製造されたワインは国内外の各種コンクールで高い評価を得ている。

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