【須坂看護学校】2年課程54年の歴史に幕〜4月から県内初の4年制に

2014-03-21 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 県須坂看護専門学校(須坂市小山町、大口和枝校長)は7日、同校体育館で「2年課程閉科式」を開いた。昭和34年の開校以来、准看護師を対象に看護師を養成してきた2年課程が、54年の歴史に幕を下ろした。
 2年課程は本年度の卒業生を含む964人を県内外の医療機関に送り出してきたが、志願者が減少傾向にあることなどから本年度末での閉科が決定した。来年度からは、より高度な知識や技術を身につけるため3年課程を4年に延伸し、通信制大学との提携による選択併修制を導入する。
 式に先立って行った卒業式では、2年課程最後となる7人(第53期生)と3年課程(第19期生)35人の卒業生が卒業証書を受け取り、新たな希望を胸に学びやを巣立った。
 閉科式には学生や同窓生、来賓ら約200人が出席。大口校長は「歴史ある2年課程を閉じることに大変心残りがあるが、54年前、全国に先駆けて公立の准看護師進学コースとしてスタートし、半世紀を経て、公立として初めて4年制を導入することに、県立養成校としての定めを深く思う」とあいさつした。
 同窓会長や来賓、卒業生らのあいさつに続き、スライドショーで思い出の写真を見ながら、改めて54年の長い歴史を振り返った。
 県医療推進課によると、4年制の看護専門学校は県内初で、公立としては全国でも初めてという。

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