2014-03-21 07:00 am by 須坂新聞
須高地区の小中学校で18、19日、卒業式が行われた。各市町村の教育委員会によると、本年度の卒業生は須坂市が小学校538人、中学校525人、小布施町が小学校113人、中学校104人、高山村が小学校78人、中学校76人。
豊洲小では19日、真新しい制服に身を包んだ42人が在校生による『威風堂々』の合奏が流れる中、凛とした表情で体育館に入場。宮川まゆみ校長から卒業証書を受け取り、6年間の小学校生活に別れを告げた。
宮川校長は式辞で、最高学年として素晴らしい姿を示してきた卒業生の姿を思い起こしながら「この6年間で皆さんは大きく成長した。それは一人ひとりの努力だけでなく、家族や地域の方の大きな支えがあったことを忘れないで。そして継続は力なり。コツコツ積み上げた努力はやがて大きな力となる。何事にも好奇心を持ち、輝かしい未来に向かって羽ばたいて」とエールを送った。
また在校生は「いつも全校をリードする6年生は憧れでした。私たちは皆さんが築いた伝統を引き継いでいきます」と別れの言葉を贈り、『心の中にきらめいて』などを合唱した。それに対して卒業生は「感謝の気持ちを忘れず、数えきれない思い出を胸に、中学校へ旅立ちます」と応じ、『旅立ちの日に』を力強く歌った。
墨坂中では18日、卒業生188人が9年間の義務教育を終えた証の卒業証書を宮下正満校長から一人一人受け取り、教職員や在校生、保護者らに見送られながら、それぞれの進路に向かって学びやを巣立った。
宮下校長は式辞で、生徒会や学校行事、部活動などでの3年生の活躍を振り返り、「これからの志を改めて見つめ直し、周りの方々に感謝しつつ、自分自身の心で正しい道を進んで行って。墨坂中で培った立志の心を今後の生活にぜひ生かして」と呼び掛けた。
卒業生代表で田村凌太郎君は学校生活の思い出を振り返りながら、支えてくれた全ての人たちへの感謝の言葉を口にし、「この墨坂中で学んだことを誇りに思い、これからの新しい生活をスタートしたい。3年間この学校で過ごせたことを幸せに思う」と述べた。
式終了後に各クラスで最後の学活を終えた卒業生たちは、昇降口前で恩師や仲間と記念写真を撮るなど、いつまでも別れを惜しんでいた。
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