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平成28年度完了めざし国道403号を拡幅中

2014-04-05 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　県は、国道403号の須坂市井上陸橋から幸高交差点までの約800m区間で４車線化工事を進めている。平成28年度の完了を目指している。26年度中に井上陸橋を除いた区間の工事を終える予定で、27年度から供用を開始したい考え。
　現在、国道403号の屋島橋から井上陸橋までは４車線化されている。そこから幸高交差点まで延ばして渋滞解消を図る。
　工事は現行２車線の対象区間を４車線（幅25m、両側幅4.5m歩道）に拡幅する。幸高交差点にはそれぞれ右・左折レーンなどを設ける。用地買収や測量はおおむね終わり、現在、井上陸橋以外は工事を進めている。
　旧長野電鉄屋代線跡に架かる井上陸橋部分は通行止めにならないよう２車線の幅員を確保しながら橋を造る。上り、下りそれぞれ１橋、計２橋を平行に配置する予定で現在、設計中という。総事業費は約25億円。
　同区間は須坂市南部と長野市や須坂長野東ICを結ぶ玄関口で、１日平均約22,000台の交通量があるが、２車線のため朝夕を中心に渋滞が慢性化している。渋滞を避ける車が南側の井上地区内の生活道路を通り、子どもや住民に対する危険も指摘されている。
　４車線拡幅事業は平成19年度に着手し、当初は26年度の完成を目指していたが、28年度予定に延びた。県須坂建設事務所では「井上陸橋についても、できるだけ早く工事に着手して完成させたい」としている。