2014-05-17 07:00 am by 須坂新聞
須坂市消防団の前団長依田浩明さん(59、小島町)は長年にわたる水防活動の功績により、全国水防管理団体連合会から河川功労者として表彰され、このほど、三木市長に受賞を報告した。
依田さんは昭和55年1月、消防団に入団、班長・部長・副分団長・分団長を経て、平成12年4月から20年3月まで副団長、20年4月から26年3月まで団長を務めた。
この30年以上に及ぶ消防団在籍中に遭遇した台風や大雨の際には持ち前の行動力で水防警戒や災害防御に尽力し、特に平成18年7月に発生した豪雨による千曲川の大洪水では現場責任者として水防団(消防団)を統括、大災害を未然に防ぐ原動力となった。
この豪雨では千曲川の堤防が各所で漏水、応急水防対策の要請に対して水防団員を的確に配置した。とりわけ相之島町の排水機場付近は堤防全体が歪んで危険な状況となり、依田さんは現場を確認して、全ての水防団員を同所に集結させ、土のう2,000袋による応急対策を実施した。
このほか、豊富な知識と経験を生かして数々の指導・助言にあたり、危険個所の対策検討会や水防工法講習会なども実施している。
三木市長からねぎらいの言葉を掛けられた依田さんは「振り返れば、平成18年以外にも駆け出しの頃地元で3年連続で水の被害が出て、必死で土のう積みをしていたことなどが思い出される。30年以上にわたる消防団活動を全うできたのも団員と市民の皆さんの絶大なご支援ご協力によるもの。今回の受賞は須坂市消防団の代表として受け取りました」と感謝していた。
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