2014-06-14 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は本年度、公立保育園10園を対象に英語活動を始めた。ネイティブな会話に慣れて小学校での学習につなげる狙い。専属で委託するALT(外国語指導助手)のイギリス人男性エリック・カゲッシさん(25)が各園を1カ月に1度訪問してクラスごとにふれあう時間を設けるほか、自由活動、給食なども共にし、午後まで一緒に過ごす。9日は高甫保育園で実施した。
この日は先月に次いで2度目の交流。3歳児から5歳児がそれぞれ30分ずつ、遊びながら英語に親しんだ。3歳児のクラスではエリックさんが色付きのカードを見せ、身振りを交えながら英語で「これは何色?」と質問。園児たちは好奇心いっぱいの表情で「オレンジ」「レッド」と大きな声で答え、その後もエリックさんの後について何度も正しい発音を繰り返していた。
4歳児を受け持つ保育士の割田正子さんは「自然な流れで外国語を受け入れている子どもたちは本当に楽しそう。苦手意識もまったくないみたい」。また子ども課の藤沢隆課長は「2020年には5、6年生の英語が正式教科になることを踏まえ、早い時期から関わることが重要だと思う。来年度は要望があれば私立の幼稚園や保育園への対応も考えていきたい」と話している。
小布施町、高山村ではすでに、小中学校のALTが公立保育園、幼稚園へ月1〜3回ほど出向き、英語活動を行っている。
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