2014-08-02 07:00 am by 須坂新聞
お世話になったお礼に鶴の恩返し―。
須坂市北原町の丸山進さん(86)はこのほど、須高交通安全協会(須坂警察署内)に折り鶴を組み込んで作った高さ約35?の鶴を3体送った。年齢を考慮して自ら、6月の免許更新を最後と決め、感謝の気持ちを込めて作品の寄贈を申し入れた。
丸山さんは5、6年前に旅行先で目にした折り鶴の造形に興味を持ち、独自に作り方を研究。普通紙で折った鶴をうろこ状に挟み込んで成形し、羽ばたこうとする鶴を表現する。試行錯誤するうち、胴体部分に丸みを帯びた鶴の姿を作れるようになったという。1体完成するまでに約20日間を要し、折り鶴の数は800〜1000羽を使うという根気と技術の大作。「指先を使うからぼけ防止。最初に比べると、だんだんと作品も大きくなってきた」。
定年退職後に自動車免許を取得し、30年以上ずっとゴールド免許。「最近は悪質な交通災害が跡を絶たないのが気がかり。自分自身もまだまだ気を付けて運転しなければ」と慎重だ。
同協会は、鶴に?交通安全?の文字をのせ「地域の皆さんに見える場所に置かせてもらい、交通安全をさらに呼び掛けたい」と話している。
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