須坂ニュース　須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか

県知事表彰に須坂市の２団体〜子ども読書活動支援研究会

2014-11-01 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 　須坂市子ども読書活動支援研究会（湯本理恵会長、20人）は、平成25年度地域発元気づくり支援金の交付を受けて実施した「須坂市動物園のカルタ製作活用事業」が地域づくりの模範と認められ、このほど県知事表彰を受けた。県内10地域ごとに１事業を表彰するもので、長野地域は79事業が対象。県内の県知事表彰は、ほかに５団体が選ばれた。
　同会は昨年、須坂市動物園にちなんだカルタの読み句を公募。６歳から80歳の幅広い年代から800を超える作品が寄せられた。選句後は市内４高校美術部（同好会）の生徒が、統一感のある色鮮やかな絵を描いた。
　支援金を活用し製作したのは1,000セット。600セット以上は保育園や学校などの公共施設に配布した。残りの一般販売分もすぐに売り切れ、即2,000セットを増刷した。カルタ取りを楽しむほかに、裏面は動物イラストのパズルとして頭の体操ができ、さらにそのまま表面にひっくり返すと、いろは順に並ぶといった３パターンの遊び方が受け、子どもから高齢者まで広範囲に普及している。また、手作りの大型カルタを使ったカルタ取り大会も開き、好評だった。
　湯本会長は「たくさんの方の協力で作り上げたカルタが知事表彰され、うれしい。今後も研究会として、子どもの読書力を高める活動と併せ、須坂の文化発信、地域の活性化に取り組んでいきたい」と話している。
　カルタは１セット500円で、市役所、図書館、博物館、児童センターなどで販売している。
　本年度は、地域住民や若者グループなどと協働で、年内を目標に動物園絵本を製作中。
　なお長野地域では、「ながの　とびっくランわかほ実行委員会」「「NAGANO検定実行委員会」（いずれも長野市）が優良事例に選定された。