坂田山遠望のアルプスを表示〜共生の森愛する会が看板設置

2014-11-08 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon NPO法人坂田山共生の森を愛する会(角田幸男理事長)は、見晴らしの丘(標高約500m)から見える北信五岳や北アルプスを山の名前や標高などと共に説明する看板を設置した。先月29日、関係者約20人が現地で除幕式をした。パノラマ写真は前副理事長の宮崎昭さん(77、坂田町)が数年前に撮影した。4〜5枚を組み合わせた。また、写真撮影・企画の岩本憲治さん(同町)が「黎明(れいめい)のアルプス」を提供した。
 中高年の散策や園児の散歩、坂田山尾根縦走登山などで人気が高い共生の森は、昭和40年代後半の地元有志の会の遊歩道作りから40年が経過する。
 「見晴らしの丘に鳥瞰(ちょうかん)図がほしい」「遠望する山の名前や標高などが知りたい」との声(平成20年)に応え、宮崎昭副理事長(当時)がパノラマ写真を撮り、山の名前などの調査を始めた(同21年)。岩本さんが「黎明のアルプス」の写真を提供(同25年秋)、26年度事業で取り組んだ。
 看板は縦0.42m、横1.8m。高さは1.5m。総事業費43万円のうち、連合長野からふれ愛資金拠出金30万円の助成を受け、市共生の森管理委託料の一部13万円を充てた。
 施工した電弘の担当者は「特殊なコーティングを施し、雨よけがさもつけた。環境が厳しい場所だが、風雪に耐え10年かそれ以上持つ看板」と説明した。
 看板の内容説明で宮崎前副理事長は「右から妙高山、黒姫山、飯縄山、戸隠西岳などが見える。手前は桃山、鎌田山、神田山、坊主山、臥竜山。奥は続いて、白馬三山(白馬=しろうま=岳、杓子=しゃくし=岳、鑓=やり=ケ岳)、唐松岳、五竜岳(下に県庁)、鹿島槍ケ岳、針ノ木岳、蓮華岳、烏帽子岳、唐沢岳、燕(くばくろ)岳、槍ケ岳、大天井岳(下に井上城址)、常念岳など。左端は蝶ケ岳まで」と紹介した。
 角田理事長は「関係者のご支援、ご協力に感謝し、子々孫々まで伝えたい」。
 卯之原卯吉副理事長は「こんなに楽しい日は何回もない。山は育ててくれた母であり、いい印象を胸に秘め、あすから力いっぱい生きてゆける力になる」と述べた。

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