銀座NAGANOで須坂の夕べ〜STVが在京市出身者らと懇談

2014-11-22 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須高ケーブルテレビ(須坂市北横町、丸山康照社長)は16日、信州須坂プロモーション事業を「銀座NAGANO〜しあわせ信州シェアスペース」(東京都中央区銀座五丁目)で開いた。「ふるさと信州須坂を語り、食を楽しむ夕べ」と題し、2階イベントスペースに在京須坂市出身者や須坂ゆかりマスコミ関係者ら15人を招いた。三木市長や神林章須坂商工会議所会頭、金井辰巳市観光協会長、神林清治須高農協副組合長らが懇談した。
 須坂の魅力は、きれいな空気と水、桜など自然景観、果物(桃、プルーン、ブドウ、リンゴ)や伝統野菜(八町きゅうり、村山早生牛蒡=ごぼう=、沼目越瓜=しろうり=)、みそ、そば、酒、ワインなど地場産品、来訪者に対する人懐っこさ・もてなしなど。全国に誇る温泉旅館や花火師、農工業技術・製品など自慢も数多い。
 だが、観光に対する市民の自覚が弱い▽須坂の良さをきちんと知り、伝えるキャッチコピーがない▽来訪者ターゲットを決めた受け入れ戦略がない―などの課題も指摘された。
 また、映画の撮影地としてロマンチックな須坂を演出したり、リアルを追求して須坂の番組を中国で放送し、海外から人を呼び込む提案もあった。
 三木市長はまとめで「観光は国内だけでなく、国際的視野で考えなければいけないことを認識した。気がつかない視点も教わった。市は商工会議所や観光協会、JA須高と連携してさらに発信していきたい」と述べた。
 在京市出身参加者は上条典夫氏(電通)富澤一誠氏(音楽評論家)馬場俊秀氏(東京工業大学教授)持田澄子氏(東京医科大学教授)ら。須坂からは、ほかに遠藤守信信大特別特任教授(名誉市民)が参加した。
 先月26日にオープンした銀座NAGANOは、8階建てビルの1、2、4階を県が借り、物産品販売と信州の旬の味わいコーナー(1階)、イベント・観光情報コーナー(2階)、移住交流・就職相談コーナー(4階)を設置する。賃借面積1,286?。信州のしあわせをシェアし、信州と首都圏・世界がつながるきっかけを生み出す場に。また、ヒト・コト・モノを通じて何度でも訪れたくなる目的地―がコンセプト。
 県観光部の野池明登部長は、同日の取材に「2階は連日、市町村が単独・広域で、企業も趣向を凝らすイベントで活用されている。2階中央にオープンキッチンを設け、本格的な料理が提供できるので大変好評。物語性のある魅力発信ができ、1、2階セットで物産販売も可能」と話す。
 写真上は2階。下は1階。県内約330団体が1,000品目を販売する。須高の企業・団体も出品している。

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