2014-12-06 07:00 am by 須坂新聞
須坂市は20、21日、復興支援事業として、「宮城県塩釜市復興視察研修」を行った。東日本大震災で支援をして以来、災害時の相互応援協定を結ぶなど交流がある塩釜市を訪れ、職員から直接話を聞くなどし、被災地の現状や防災意識についての理解を深めた。市が初めて企画して呼び掛け、市民や市職員ら25人が参加した。
一行は初日、被災した閖上(ゆりあげ)地区や松島海岸などを巡った。2日目に訪れた塩釜市役所では、映像や資料を見ながら職員に震災当時の被災状況や復興事業の進捗状況などを聞いた。
職員は震災の実体験から「災害時に備えておきたいこと」として、自らを自らで守る「自助」や地域で互いに助け合う「共助」などについて説明。参加者たちは水や食料の備蓄、隣近所での声掛けなど、日ごろからの取り組みの大切さをあらためて学んだ。
須坂市では「少しでも力になれるよう、今後も支援や交流を続けていきたい」と話している。
なお、須坂市では現在も仮設住宅(150戸)に暮らす塩釜市の住民に、毎年リンゴ400?を贈っている。お礼のはがきが届くなど、住民から喜ばれているという。
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