2014-12-13 07:00 am by 須坂新聞
30日〜来年1月12日まで首都圏で行われる第93回全国高校サッカー選手権大会に、JFC須坂ヴェンセール出身の須高選手たちが県代表として出場する都市大塩尻(3年ぶり3回目)の一員として挑む。初戦は31日午後2時10分から、ニッパツ三ツ沢球技場(横浜市)で山口代表の高川学園(3年ぶり22回目)と対戦する。大会は各都道府県代表の48チームが頂点を目指して戦う。
都市大塩尻の高橋裕之監督によると、須高選手ではいずれもDFの有賀海都君(小布施中・松の実出身)、大島武留君(墨坂中・八幡町出身)、熊田圭佑君(常盤中・南原町出身)の2年生3人がベンチ入りする予定。有賀君と大島君は先発出場の可能性が高い。
センターバックの有賀君はポジションの位置取り感覚に優れ、競り合いに強いのが特長。周りからも信頼されている。「全力でプレーして1試合でも多く3年生とサッカーがしたい。チームのために体を張って勝利に貢献したい」と話す。
左サイドバックの大島君は、元々FWだったが夏以降DFに転向。持ち前のスピードを生かして力を発揮している。「夢の舞台でプレーできることを誇りに思う。ベスト8を目指して自分らしく、いつも通りのプレーをしたい」と決意する。
熊田君は元々MF(ボランチ)の選手でテクニックやパスセンスがある。試合を落ち着かせられる冷静なプレーもできる。「今までやってきた積み重ねを試合でしっかり出せれば勝ちにつながる。積極的にプレーしたい」と意気込む。
また、3年の唐沢知弘君(常盤中・小山町出身)は残念ながらベンチ入りできなかったが、応援団長としてチームを後押しする。部員約80人の大所帯の中で「ことしの応援をまとめられるのは唐沢しかいない。感謝している」と高橋監督。
唐沢君は「もちろん悔しい気持ちは強いけど、できることは応援しかない。試合中の選手の支えになれたら」と、ピッチの仲間と共に戦う。
初戦の高川学園(旧称・多々良学園)は過去に全国高校選手権で4強入りしている強豪。高橋監督によると、都市大塩尻と似たスタイルの「ボールをつなぐサッカーをやってくる。中盤の戦いになる」とみる。
自身が指揮を執ることしのチームについては、「攻撃的には緻密。自分たちのスタイルを貫いたサッカーをしてほしい」と期待する。8強入りを狙いながら「初戦突破が大事。先取点を奪いたい」と、まずは全国1勝を目指す。
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