2015-04-18 07:00 am by 須坂新聞
4月に開校した須坂創成高校の施設整備で、平成28年度に着工予定の管理商業科棟などの建設に向けて準備が進められている。県教委事務局高校教育課によると、今後は新棟建設に伴い仮設のプレハブ校舎を設置し、既存校舎を解体する。新棟の着工は28年5〜6月ごろを予定。30年1〜2月ごろの完成を目指している。
新棟は管理商業科棟をはじめ昇降口棟、特別教室棟 がメーン。須園キャンパスの既存の管理教室棟や昇降口棟、機械棟などを解体し、跡地に建てる。
いずれも鉄筋コンクリート造り。管理商業科棟と昇降口棟は4階建て、特別教室棟は3階建て。延べ床面積は管理商業科棟約2,860?、昇降口棟約1,350?、特別教室棟約750?。現在の須園キャンパスからイメージが大きく変わる。
これにより、5月の連休明けには仮設校舎に関する業者が決まる予定。6月ごろから工業棟近くに仮設の管理棟・昇降口、教室棟の建設工事を始める。
仮設校舎建設後の11月から、既存校舎の解体工事に入る。28年3月ごろに終える予定で、新棟建設に備える。既存の混合教室棟を含む各棟は、渡り廊下でつなぐ。同課によると、新棟の実施設計は26年度末に完了した。工事発注前のため詳細は公表していない。
基本設計書によると、管理商業科棟には事務室、応接室、校長室、教務室、進路指導室・資料室、生徒相談室、保健室、ホームルーム、生徒会室、各実習室(商業デザイン、文書実務、貿易英語、プログラミング、タイプ)、簿記室、総合実践室など。
昇降口棟には昇降口、ラウンジ(商品ディスプレイ室)、商品ディスプレイ準備室、放送室、防音室、職員室、図書室、司書室、書庫、商業研究室、各実習室(マーケティング、商品開発)、視聴覚室など。特別教室棟には美術室、職員室、教材庫、書道室などを備える。
実施設計は第一設計。設計費は約5,600万円。このほかの施設整備では、植物工場の建設も予定されている。
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