2015-07-18 07:00 am by 須坂新聞
雑草の処理はお任せください─。須坂市動物園はこのほど、同園のヤギ4頭で「癒やし・ふれあい・除草係」を結成した。8、10、13日の3日間、仕事の依頼があった市立須坂千曲保育園(平林直子園長、園児57人)へ出動し、園児と触れ合いながら除草作業に精を出した。
市動物園では、動物と触れ合うことで癒やしを届けるとともに、雑草の処理も同時にできる一石三鳥になればと考えた。昨年も同保育園で試験的に実施したことがあり、今回も園舎東側の駐車場の一角にある雑草をきれいにした。
同係の4頭は母親のさゆり(8歳)、長男の六(2歳)、長女の春歌、次女のミー(ともに1歳)の家族。それぞれ市職員のように係名と名前を記した名札を首から下げて作業にあたる。雑草の生えている規模や状況などに応じて、2〜4頭を出動させるという。
今回は3日間、さゆりと六(ろく)が同保育園に出向いた。歓声を上げながら近づく園児たちから、口の前に草を差し出されると、2頭はムシャムシャとおいしそうにほお張っていた。
担当飼育員の小林哲也さんは「除草だけでなく、あくまでも触れ合いが目的。子どもやお年寄りなど人が集まって触れ合いができる公共施設などへの出動が中心になると思うが、依頼があれば協力できる範囲で対応していきたい」と話している。
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