須坂市〜教育課題など意見交換

2015-08-01 08:30 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 須坂市は27日、市総合教育会議を市防災活動センターで開いた。市長と教育委員会が円滑に意思疎通を図り、連携して効果的に教育行政を推進していくための会議で、4月施行の改正地方教育行政法に基づき初めて開催。三木正夫市長と教育委員らが、教育課題や要望などについて意見交換した。
 市の教育振興に関する方針を定める「教育大綱」については、第五次市総合計画(2011年〜20年)に掲げる教育環境の充実や子育て支援の充実など4つの柱を基に、教育委員の意見を取り入れたり、足りない部分を補足するなどして策定するとした。教育委員からは、市内でも朝食を食べない児童生徒が増えてきていることから、食への感謝の心を育てるため「食育の推進」を、などの意見が上がった。
 また、教育委員会と連携が必要な課題として、生活困窮者の子どもへの学習支援についても議論された。単に学習支援をするだけでなく、社会に適応していける子どもをどう育てるかなどの趣旨を示すと、教育委員からは「都会などでの取り組みとは違い、須坂市の場合のニーズはどれくらいあるかをまずは把握することが大事」などの意見が上がった。
 ほかに、三木市長は「小中学校で頑張っている取り組みを、もっと外部へ発信すべき」「校内には書など一流の物がたくさんある。もっと子どもたちの目に触れるところに飾ってほしい」などと教育委員に要望した。
 教育委員からも「若い意欲ある先生を支援する意味でも、他県の良い事例を学ぶ研修事業を行ったらどうか」と提案。三木市長は「『百聞は一見にしかず』で人づくりにもつながる。検討したい」と述べた。
 中高生と市長、教育長が地域課題などを話し合う場をつくることも実現したいとした。

2015-08-01 08:30 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1100円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。