2015-08-29 07:00 am by 須坂新聞
須坂市銀座通り(須坂市東横町)の意外な場所に生える“ど根性ブドウ”に今年も、たくさんの実がついた。側溝という狭小の地に根を張り、ギャラリーの壁面を覆う緑のカーテンが、妙に蔵の町並みとマッチしている。
木の根本は蔵のまちギャラリーぶらり館の入り口にある側溝。5年ほど前に芽を出したが、実を付けたのは昨年から。同ギャラリーの牧美知子さんは「側溝のすぐ横の電柱に止まっていた鳥が、ブドウの種が入った糞(ふん)を落としていったのでしょうか。肥料もやらず、消毒もしていませんが、立派に育っています。今年は知人に教えてもらって房の形を整え、40房ありました」。
学校帰りの子どもたちも「何でここにブドウがあるの?」「どこから生えてるの?」と興味津々。牧さんに“鳥の置き土産説”を聞いた森上小2年の仁科結貴さん、小林柊太君、北村ひなたさんは、声をそろえて「すごーい」。洗ってもらったブドウをさっそく口にした3人は「すっぱいね。でも、もっと食べたい」と大はしゃぎだった。
ギャラリーの窓からブドウ越しに眺める蔵の町並みもまた、風情がある。
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