すざか市民バス〜31日から導入「くるる」って?

2015-10-10 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市地域公共交通会議は31日から、運営する路線バス「すざか市民バス」にICカード支払いシステムを導入する。長野市内で運用されている共通乗車ICカード「KURURU(くるる)」のシステムを広域化する。利便性向上による利用拡大を目指す。導入を記念して、須坂市と県のキャラクター「かんなちゃん」と「アルクマ」がデザインされた記念限定カードを15日から販売する。
 同システムは、一定額を入金したICカード「くるる」を、バスの乗降口に設置されている読み取り機にかざすと、自動的に運賃の支払いができる。
 すざか市民バス全4路線で導入する。長電バス「須坂屋島線」と「屋代須坂線」はすでに導入済み。須坂駅〜山田温泉の「山田温泉線」は利用できない。
 くるるは、一般カードと、子どもや障がい者用の割引カード、定期券(定期区間外も利用可能)がある。1枚のカードで支払いできるのは利用者1人分の運賃のみ。同じカードで長野市内の路線バスも利用できる。
 カードへの入金(チャージ)はバス車内や須坂駅2階の長電バス窓口などでできる。1,000円単位で2万円まで。利用額などに応じてポイントがたまる。
 くるるを使って90分以内にバスを乗り継ぐと、乗り継ぎ後の運賃が50円引きになる。通勤定期券利用者が土・日曜日などに定期区間外を乗車する場合は、距離に関わらず1乗車100円で利用できる。
 導入関連費用は約500万円。導入後は負担金として、同システムを維持管理する長野市公共交通活性化・再生協議会に、運賃収入の2%を支払う。
 市地域公共交通会議事務局の市市民課では「小銭が不要で、広域で使えるので便利になる。須坂市民はもちろんだが、長野市民にもPRして須坂に来てもらえるようにしたい」と話している。
 記念カードは限定2,000枚。1枚2,000円。須坂市役所や須坂駅の長電バス窓口のほか、31日に市役所で開く「うまいもん祭り」でも販売する。問い合わせは市市民課☎026-248-9002へ。

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