2016-01-01 07:00 am by 須坂新聞
女性が、結婚・出産し、育児と向き合う中で、さまざまな問題に直面し「助けて!」と思う時がきっとあるはず。働きながらの子育てを望む場合はもちろん、リフレッシュに必要な時間の確保、そして、産後の心身サポート。どんな場合でも、地域に支え合い、頼れる子育ての仕組みがあることを、ここで簡単におさらいしましょう。
ファミリー・サポート・センター〜須坂市・小布施町で定着
須坂市は、2009年から登録制のファミリー・サポート・センター事業を行っています。昨年12月18日現在で依頼会員291人、提供会員62人。両方に25人が登録し、育児を助け合っています。
託児が必要な時は、事前に市子育て支援センター内の事務局に申し込み、条件が合う提供会員を手配してもらいます。
提供会員は、子育て・孫育ての経験があって、託児講習も修了している頼れる存在。そのため、産後の不安を抱く母親の良き相談相手となるケースも多いようです。また会員になると自動的にファミリー・サポート・センター補償保険に加入します(市が負担)。
羽生田秀子所長は「さまざまな場面で日常的に頼れる“お助けマン”がいることを知ってほしい」と話しています。同センター☎026-245-6588。
また小布施町では2006年から同事業を始めています。登録数は依頼会員49人、提供会員11人、両方会員12人。詳細は小布施町エンゼルランドセンター☎026-247-2137。
アズママの子育てシェア〜須高にも浸透中
会員同士がネットを通じて頼り合う「子育てシェア」が、県内でも広まっています。須高周辺でも2014年秋以降、少しずつ利用者が増えてきました。
子育てシェアは、アズママ(神奈川県横浜市)が2009年から全国展開する登録料・手数料無料のサービスで、現在会員は32,000人以上。
利用方法は、専用サイトからつながりのある利用者を選択し、依頼内容を入力したメールを送信。対応可能な人から返事が来たら、正式に依頼します。謝金(500円〜700円)は利用者間のやりとりです(カード決済も可)。万が一の事故に備え、全支援者に損害賠償保険が適用される点も安心です。
子育てをしながら、困った時の手助けを仲間同士でシェアするこのシステムは、当日でも都合が合えば、急な送迎や託児も可能。アズママの研修を受けた“お世話役”ママサポーターが各地域にいて、つながり作りや託児・送迎などを率先してサポートします。
須高の子育て応援マガジン「ペチャ*クチャ」の編集長を務める横山励子さん(須坂市屋部町)は、アズママ本部で広報を担当。自身も都会で子育てに奮闘した経験を持ち「困った時、近くに助けてくれる人がいる安心感を持てるのが子育てシェア。企業の福利厚生や幼稚園などで子育て支援策として導入する例も増えています」と話し、現代版“ご近所の頼り合い”の普及を目指しています。
ファミリー・サポート・センター
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