2016-10-22 07:00 am by 須坂新聞
須坂市塩野町の農家西沢敏幸さん(59)が栽培したアワが、11月23日に皇居で行われる「新嘗祭(にいなめさい)」に献上される。同祭は天皇陛下がその年の収穫を神に感謝する祭典。西沢さんは妻えみ子さんと共に、10月28日に天皇陛下が出席されて行われる献穀献納式でアワを納める。「皇室の伝統ある儀式のお役に立ててうれしい」と話している。
新嘗祭には毎年、全都道府県からそれぞれ米1升とアワ5合が献上される。ことしは西沢さんが県から選ばれてアワを栽培した。
自宅近くの農地2aで、県奨励品種「あわ信濃2号」を6月に種まきし、農薬は使わずに育てた。10月上旬に刈り取りと脱穀を行って約20kgを収穫した。
収穫した中から、粒の形や色、大きさなどを選別してそろえ、桐箱に納めて献上する。
献穀献納式は、各都道府県から納められた米とアワが並べられ、天皇陛下が見たり、栽培者や関係者に作柄を尋ねられたりする。
西沢さんは「アワは初めて作ったが、いい出来になったと思う。無事、献上したい」と話している。
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