須坂市でロケの映画「アルビノの木」〜長野地域の映画館で初上映

2017-05-13 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市内でロケを行った金子雅和監督の映画「アルビノの木」が4月29日から5月12日まで、長野相生座・ロキシーで上映された。
 映画は須坂を中心に撮影され、長野県の雄大な自然を舞台にしたシーンが映画全体の6割を占めている。
 ストーリーは若い猟師ユクに多額の報酬の仕事が依頼された。それは山間の村で白鹿様と言われるシカを秘密裏に撃つこと。ユクは生活のために害のない生き物を殺すことに葛藤を抱えながら仕事に着手する。
 映画には多くの須坂市民らがエキストラとして参加した。このうち須坂市亀倉町の田子忍さんは「須坂病院で看護士役を務めた。映画に出るのは初めてで貴重な体験。主人公に『お大事に』とセリフを言わせてもらった。実際に自分がスクリーンにいて感動」、鑑賞した同市幸高町の林日女子さんは「普段見慣れた景色があって楽しめた」と話していた。
 初日の29日、舞台あいさつに立った金子監督は「映画では価値観の違いを乗り越えられないかを大事なテーマにした。人間と動物、自然が付き合う境目をたどる旅のような映画になった。旅を通じて人間が変化するように、映画を通して自身の変化を体験してほしい。映画作りを通して須坂のたくさんの魅力を知った。皆さんもまちの良さを再発見してほしい」と話した。
 引き続き、主演の松岡龍平さんは「須坂のまちがあってこそ出来た映画。須坂が大好きになった」と語り、大きな拍手が送られた。
初日の上映には約100人が鑑賞に訪れ、客席はほぼ満席だった。
 映画は昨年7月、テアトル新宿(東京都)を皮切りに、名古屋シネマスコーレ、福岡・中洲大洋劇場などで上映されており、今後は横浜ジャック&ベディでも5月27日から上映される。

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