2017-07-29 07:00 am by 須坂新聞
将棋の最年少プロ棋士藤井聡太4段(中学3年)が公式戦で歴代最多の29連勝を達成したことが全国的な話題となり、須高地区でも子どもたちの将棋熱が高まっている。日本将棋連盟須高支部(小野澤憲雄支部長、高山村堀之内)が隔月で開く例会では参加する児童、生徒の人数が増え熱気も出てきた。同支部はこうした動きを追い風として普及に努めたいとしている。
支部活動のほかに、小野澤支部長は須高地区内外の小学校などから講師の要請を受けて出向く。21日に井上地域公民館で井上小の将棋クラブの児童9人を対象に前支部長の涌井二男さん(屋部町)と共に教室を開いた。
最初に棋譜の読み方や詰将棋、いかに玉を追いつめるかなどの基本を説明。児童一人一人の基盤に前に座って、駒の置き方などを丁寧に教えた。
ほとんどの児童はここ1、2年で始めた初心者だが、近藤良樹君(5年)らは「藤井聡太4段は大人に交じって29連勝はすごい。僕も強くなりたい」とチャレンジ精神にあふれていた。
小野澤さんは「君たちは真剣に数年やれば、私たち大人と同じレベルに上達する。第2の藤井聡太を目指そう」と励ました。同小クラブ顧問の藤澤隆之さんは「子どもたちは毎回上達している」と話している。教室は年7回を予定している。
取材に小野澤さんは「例会では子どもたちが仲間を連れてきて人数が倍増しており、藤井ブームの影響の大きさを感じる。この流れを生かして、良き伝統文化である将棋の普及につなげたい」と意欲を燃やしている。
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