2018-11-03 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の公立保育園9園がこのほど、県が進める信州型自然保育(信州やまほいく)の認定園になった。公立10園のうち、豊丘保育園が昨年1月に認定を受けているため、これで公立全園が認定を受けたことになる。このほか須高では、たかやま保育園と須坂双葉幼稚園がすでに認定されている。
県は、豊かな自然環境や地域資源を活用する自然保育の普及と、そうした魅力ある保育をPRして移住促進につなげる目的で、2015年(平成27)年度に、全国で初めて認定制度を創設した。区分は屋外での体験活動を週15時間以上行う「特化型」と、週5時間以上の「普及型」があり、須高の認定は全て普及型。
自然保育は、子どもたちの自己肯定感や発想力、コミュニケーション能力を育み、体力の向上などにも大きな期待が寄せられている。高甫保育園の本多久子園長(公立保育園園長会長)は「各園の活動が認定されたことは、保育士の自信につながり、保護者や地域に自然保育の現状を発信する機会にもなる。今後さらに、通常保育と自然保育をどうつなげ、充実させていくかを、互いに情報交換しながら勉強していきたい」と話している。
県民文化部次世代サポート課によると、本年度の認定は普及型31園、特化型3園。創設時からの合計は14市町村で普及型172園、特化型13園になった。県内の幼稚園、保育所などは計約800園。
認定証交付式は31日、県庁で行われた。
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