2018-11-03 07:00 am by 須坂新聞
共に認定子ども園の須坂双葉幼稚園(須坂市屋部町、垂澤優樹園長)と若穂幼稚園(長野市若穂綿内、和田典雄園長)の年長(5歳児)は先月24日、ドッヂボールやリレーで対決する初めての交流会を若穂幼稚園の園庭で開いた。ボールにくいつき、相手チームを目がけて勢い良く投げ入れるなど、園児といえどもコート内では優勝をかけた真剣勝負。リレーでも園児全員がバトンをつなぎ、白熱した戦いを繰り広げた。
ドッヂボールは1試合10分。須坂双葉幼稚園(さくら組・ひまわり組=計48人)と若穂幼稚園(ひまわり組・ばら組=計44人)のクラス対抗で計2試合を行った。コートの外では園児や先生たちが「がんばれー」「「いいぞー」と大声援。園旗もはためいた。結果は若穂幼稚園が2勝。
リレーは2レース。両園とも全員出場の4チームを作り、1レースに各園2チームずつ、計4チームでトラックを一人一周ずつ走った。抜きつ抜かれつで応援も最高潮に。熱戦の結果、若穂幼稚園が1、2位を独占して総合優勝。須坂双葉幼稚園は「がんばりま賞」だった。
両園とも園児の運動能力アップのため、月に数回、長野体育指導センターから指導員を招き、さまざまな体育指導を受けている。ドッヂボールやリレーもその一環で、若穂幼稚園の和田典善副園長は「他園の同じ年齢の子どもたちと対戦することはなかなかないので、勝敗を楽しむと同時に、皆で協力しあうことの大切さを学ぶいい経験になった」
須坂双葉幼稚園の垂澤園長は「園児の目がいつもと違った。今回は負けてしまったが、スポーツの楽しさを実感できたと思う。この次はどうしたら勝てるかなど、園児が主体的に考え、実行する力を引き出すきっかけになれば」と期待した。
開会式で約束した「真剣に勝負。終わったら仲良く」。試合後はがっちりと握手し、別れ際には両園児とも手を振って、笑顔を交わしていた。
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