2018-11-10 07:00 am by 須坂新聞
オリオングループから第56回技能五輪全国大会「冷凍空調技術」職種(沖縄県沖縄市)に出場した4選手は、金銀銅メダルに輝いた。6日、オリオン機械本社(須坂市幸高)で開いた報告会で喜びを語った。2回目出場で前回銅賞から金賞に輝いた北沢未鈴(みすず)さん(20、オリオン機械入社3年目、須坂市相森町)は「落ち着いてできた。大勢の応援のおかげで頑張ってくることができた」と最後は涙が込み上げた。
北沢さんは「前回より上のメダルを取りにいきたい」との抱負通りの成果を挙げた。
「競技は緊張しなかった分、マイペースになってしまい、時間がかかり、後半少し焦って寸法などの確認ができなかった。切り替えて、午後は課題を完璧にしようと思った」
初出場で銀賞に輝いた宮崎大瑚(だいご)さん(20、オリオン機械入社2年目、須坂市屋部町)は「ものすごい緊張の中で最後までやりきることができた。応援に感謝の気持ちを伝えたい」。
2回目の出場で連続銀賞の古谷武将(ふるやたけまさ)さん(20、オリオン機械入社3年目、須坂市相之島町)は「指導員、会社の人、家族に支えられ、最後までやり通し、メダル獲得はうれしい」。
初出場で銅賞の亘(わたり)敦司さん(20、オリオン精工入社3年目、千曲市)は「貴重な経験ができた上に入賞はうれしかった。大勢の協力のおかげ。感謝の気持ちを伝えたい」と思いを語った。
同グループの金賞は4大会連続の栄冠。
23歳以下の青年技能者が競う大会に同職種ができたのは、第42回からで今回15回目。同グループの出場は第47回から10回目。
両社の太田哲郎社長は「全員メダルを持ち帰ったことに感激している。選手の頑張りに加え、指導体制を確立しつつあり、より強化してきたことが連続金の要因」と語った。
指導員はオリオン機械が11人(冷凍技術・配線技術各3人、冷凍試験・学科各2人、統括責任者1人)。オリオン精工が4人。
原正俊オリオン機械統括責任者は「2時間50分の標準時間は2時間35分以内を目指し実現した。個々のレベルと技能知識の向上がメダルの色になった」。
安藤一雄オリオン精工指導員は「一人黙々では位置が分からないので前年出た3人と競ってレベルを上げた。1週間前に標準時間をクリアした。経験者のサポートと訓練のたまもの」と述べた。
2018-11-10 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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