2019-01-12 07:00 am by 須坂新聞
須坂市はこのほど、市松川霊園に第二合葬式墓地を建設した。個別納骨方式518柱、合同納骨方式と合わせて1,500柱分の埋葬が可能。市は2012年に第一合葬式墓地を設けたが、少子高齢化や核家族化などに伴い、希望者が増えており、第二は受け入れ遺骨数を大幅に増やした。3月20、21日に施設見学会、4月1日から募集を開始する。
合葬式墓地は、高齢化や身内がいないなどして墓の維持管理が難しい人のために、遺骨をまとめて納め、市が永年管理する。
第二合葬式墓地は、第一合葬式墓地がある東区画西側の緑地帯に設けた。敷地面積約115平方メートル。鉄筋コンクリート造り平屋建て、延べ床面積約25平方メートル。八角宝形造り、鋼板ぶきで、白御影石と黒御影石を使用している。
個別納骨方式は、ロッカー式納骨棚で遺骨(骨壺)を20年間保管し、その後、地下納骨室へ埋葬する。合同納骨方式は遺骨を直接地下納骨室へ埋葬する。
使用料は、住所または本籍が市内の人は個別納骨方式15万円、合同納骨方式5万円。住所及び本籍が市外の人は5割増し。
第二合葬式墓地の総工費は3,834万円。設計監理は緑地計画研究所、建設工事はマツナガ建設。
市は2012年の同霊園東区画造成に合わせて、第一合葬式墓地を設けた。個別納骨方式125柱分、合同納骨方式150柱分を備えたが、17年2月でいっぱいになったことから、第二を建設した。
市生活環境課によると一族など個別の墓がある人が「墓じまい」をして、合葬式墓地に移すケースも増えている。これまでに同霊園を含めた市営3霊園から、約60柱が第一合葬式墓地に移ったという。民間墓地からの改葬も多い。第二合葬式墓地の問い合わせは☎026-248-9019。
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