2019-01-26 07:00 am by 須坂新聞
信州すざか農業小学校豊丘校はこのほど、そのさとホールなどで本年度最後の授業を行い、親子約50人が無病息災や五穀豊穣を祈願する小正月の伝統行事「ものづくり」と「どんど焼き」を体験した。授業後には修了式もあり、地元の「農家先生」から野菜や米作りなどを学んだ児童32人が修了した。
ものづくりでは、白、ピンク、黄、緑の4色の団子をはじめ、農業小らしく大根やトマト、カボチャといった野菜の形をした物なども作って楽しんだ。
どんど焼きは、そのさとホール近くの田んぼで行い、竹で高さ約10mと6mのやぐらを組み、だるまや書き初めなどを燃やした。児童らは木の枝に団子を飾り付けた「繭玉」を作り、残り火であぶって頬張った。
昨年に続いてどんど焼きなどを体験した田中琉斗君(須坂小2年)は「団子を焼くのは難しかったけど、ちょっと焦げた味もおいしい」と話していた。
小林薫平君(小山小6年)は、これまでの授業を振り返り「小学校の最後にいい思い出ができた。そば打ちが楽しかった。農業の大変さも分かった」。母親のさや香さん(38)は「(授業を通して)畑で取れた物を食べる機会が増え、食べ残しをしないようになった」と意識の変化を口にしていた。
本年度の農業小は、昨年4月から全17回の授業を実施。小林道男校長は「子どもたちには農業小で経験したことを今後の人生に生かしてもらいたい」と期待していた。
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