2019-01-26 07:00 am by 須坂新聞
学校、企業、行政が連携して生徒の実践的学習の充実を図る須坂創成高校創造工学科の「デュアルシステム」で、生徒実習を受け入れる協力企業会(54社)は本年度、同校に出向いて1年生36人と2年生35人を対象に企業プレゼンテーションに取り組んでいる。
地元企業の魅力を伝える新たな試み。1月に計画した計4回(各学年2回ずつ)のプレゼンに、希望した計20社が参加する。来年度に就業体験(2年生)や企業実習(3年生)を控える生徒たちの学習意欲の向上などにもつなげたい考えだ。
15日は1年生を対象にしたプレゼンがあり、市内の企業5社が参加。1社10分程度で会社の概要や強み、就業体験の内容などを説明した。企業が求める人材については、人間力の重要性などを伝えていた。
前田鉄工所(須坂市豊丘上町)執行役員で製造部長の中島広光さんは取材に、プレゼンでは溶接技術の高さなどをアピールしたかったとし、「当社のことをより知ってもらい、今後も生徒たちに就業体験や企業実習に来てもらいたい」と期待していた。
中山凜さんは就業体験を前に「各企業や実習の内容を自分なりに理解できた。地元企業に対して魅力も感じた。就業体験が楽しみ」と前向き。
日䑓もも香さんは「企業でうまくコミュニケーションを取るためには普段の学校生活が大切だと分かった。少し不安が和らいだ」。福崎果南(かなみ)さんは「失敗を恐れずにいろいろチャレンジし、自分に足りないものを補いたい」と意欲を見せていた。
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