2019-02-02 07:00 am by 須坂新聞
須坂市を有名にして観光客を呼び込みたい―。小山小学校3年東組(31人)の児童が、須坂市動物園の動物を紹介する看板を作った。1人ずつ自分が紹介したい動物を選び、飼育員から話を聞いたりしてまとめた。1月29日に同園を訪れ、完成した看板を各獣舎に掲示。児童たちは「珍しい動物が見られる」「外国の人にも来てほしい」などとアピールしていた。
1学期から「総合的な学習の時間」で取り組んだ。同園は学校のすぐそばにある身近な施設で、親しみのある動物を自分たちの言葉で紹介してにぎわいを生み出そうと考えた。
図鑑やインターネットなどで生態や特徴を調べた後、実際に同園に出向いて観察。飼育員から説明を受け、疑問を解決するために何度も足を運んで理解を深めた。
看板はA3サイズ(A4紙を2枚一組)を数枚組み合わせるなどし、文章だけでなく絵や写真も使って紹介している。
ベンガルトラを選んだ黒木雅美(みやび)さんは「一番びっくりしたのはトラが暑いときに水で体を冷やしていること。調べるまでは知らなかったので、そのことを伝えたいと思った」。
ホンドギツネを紹介した吉田陽人(はると)君は「目がかっこいい。昼間はあまり歩かないけど夜は(獣舎内の)石の周りをうろうろする。(夏のイベントの)サタデーナイトズーで見てほしい」と話していた。
飼育員の羽生田実さんは「個体ならではの特徴など子どもたち目線で動物が紹介されていて面白い。お客さんに喜んでもらえたらいい。児童には大人になっても遊びに来てほしい」と期待していた。
担任の湯本明美教諭は「子どもたちはお客さんを呼び込むために何をどんなふうに紹介したらいいかを考えてきた。飼育員の皆さんが温かく思いをくみ取ってくれた」と感謝。
今後はさらに工夫してパンフレットを作り、市内の店に配布したいという。
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