2019-02-09 07:00 am by 須坂新聞
千曲川流域の須坂市、小布施町、長野市、中野市、飯山市と国、県などは、千曲川や周辺施設などを生かして、広域でカヌーやサイクリングなどが楽しめる観光ルートの構築による地域活性化を目指す。そのためのカヌーポート(船着き場)や遊歩道などを各地に整備したり、民間も含めた催しなどを行いたい考え。国の「かわまちづくり支援制度」を活用する予定で、このほど計画を申請した。
千曲川流域では、飯山市と中野市でカヌーやラフティングの体験やイベントが行われている。須坂市や小布施町、長野市では河川敷や堤防に桜や菜の花、果樹が植えられたり、広場などが整備され、ウオーキングイベントや、花まつりが開かれるなどしている。
こうした資源や施設、イベントなどを生かすと共に、新たな施設を整備するなどして、広域で連携したり、観光ルートを構築する考え。
計画では、屋島橋付近から飯山市の湯滝橋付近までの約45km区間で、各市町1カ所にカヌーポートを整備してカヌーやラフティングなどを楽しめるようにする。須坂市は福島スポーツ広場付近、小布施町は小布施橋下流付近、長野市は屋島橋付近を予定。小布施町と長野市は遊歩道も。
ほかに、千曲川沿いの道路をつないだサイクリングロードを設けて、サイクリングイベントを開いたり、民間事業者と連携して各種アウトドアイベントやツアーを企画するなどする。
須坂市道路河川課は「広域連携することで須坂市の魅力を広く知ってもらえる」と期待する。
小布施町大島の千曲川堤防沿いにあるスポーツコミュニティセンター「小布施オープンオアシス」のスタッフは「ここも千曲川沿いにあるので川遊びの拠点になれる」と話す。
この施設はもともと町が千曲川ハイウェイミュージアムとして建設。小布施総合公園内にあり、千曲川の動植物の生態を紹介するコーナーもあった。今は町の指定管理者制度で地元事業者がボルダリングやカフェを運営している。
5市町と国、県などは2017年に千曲川河川空間利活用検討協議会を設置して、計画を検討してきた。
3月中旬以降に、かわまちづくり支援制度採用の可否が発表される。採用された場合、5年程度で計画を推進する。
2019-02-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy