2019-02-09 07:00 am by 須坂新聞
社会福祉法人睦会(中沢允=まこと=理事長)は来月1日、須坂市内で初となる病児保育施設「やすらぎ病児保育園」の運営を開始する。対象者は、集団保育が困難な病気の回復期や当面病状の変化が見込まれない乳幼児・小学生。かかりつけ医の判断(診療情報提供書)に基づいて保護者が申請し、同施設で病児保育サービスを提供する。このほど、建物が完成した。2月21日に竣工(しゅんこう)式を予定している。
病児対応型病児保育事業(児童福祉法6条の3第13項)として、須坂市の委託を受けて総合福祉施設須坂やすらぎの園(本郷町)の敷地内で行う。
共働き家庭や母子・父子家庭の乳幼児や小学生が病気にかかり、当面症状の回復が困難で、家庭での育児ができない場合、同施設が保育と療養を行い、子育て世帯の就労と子育てを支援する。
対象は、市内在住の生後6カ月から小学6年生まで。定員6人。受け入れは月曜〜金曜の午前8時半〜午後5時半。事前の希望により延長保育も可能。
スタッフは、坂田聖子園長(やすらぎ保育園園長)や看護職員1人(専任)、保育士2人(やすらぎ保育園兼務)他。
敷地約800平方メートル(法人所有地)。木造2階建て。カラー鉄板ぶき。延べ床面積約150平方メートル。設備は、保育室、静養室4室、調理室、調乳室、多目的トイレ、トイレ、シャワー室、事務室、倉庫、砂の園庭約25平方メートルなど。冷暖房完備。
隣にクリニック(内科)がある。利用児の急変など緊急時に保護者へ連絡し、医師の指示のもとで協力医療機関(県立信州医療センター)等へ救急搬送の体制を取る。
建物整備費(設計監理費、備品費含む)は4,735万円余(国県市補助金3,753万円余、他は自己資金)。
設計監理は中嶋建築設計事務所。施工はイブキ商会。
病児保育施設だが、市内2カ所目となる病後児保育も提供する。
利用料(病児・病後児保育共通)は、市内在住は保育園・幼稚園・認定こども園に通う児童の保育料無料、小学生保育料1,000円〜2,000円。
昼食代、おやつ代、延長保育料は別。
同法人は「子育てと就労の両立支援を目的とする。保護者が安心して仕事に専念できるよう、また児童の情操も含めて自然豊かな環境の中で育んでいきたい。母子・父子家庭の育児支援の仕方も培っていきたい」と話す。
直通☎026-214-6555(不在時はやすらぎ保育園に転送)。
2019-02-09 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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