【令和元年東日本台風災害から1年】右岸堤防かさ上げを協議〜須坂市が北相之島区民と懇談で説明

2020-10-31 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 須坂市は23日、北相之島町公会堂で同区民との懇談会を開いた。令和元年東日本台風災害から1年がたつ。市が国交省の信濃川水系緊急治水対策プロジェクトの概要や災害時の避難について説明。意見交換した。区民32人が出席した。
 1年前は、千曲川堤防からの越水や内水氾濫等による家屋浸水被害などで市民が避難生活を余儀なくされた。
 三木市長は「復旧復興に努めてきたが、十分とは言えないと思っている。国県に要望する際には地元の意向が大切で、切実な声を届けることが民主主義の基本。さまざまなご意見ご提言を市政に生かしたい」と述べた。
 国の河川堤防強化事業について、緊急治水対策プロジェクトにより立ケ花狭窄(きょうさく)部―村山橋間の堤防を強化する。
 堤防全体をブロック張り工等で覆う。工程表では、年内から工事に入り、令和5年の出水期前までに完了する計画だとした。川側は計画洪水高の下まで過去の工事で護岸工を施工し、その下には矢板が入っている。
 今後、長野側が33cm高くなることに対し、右岸堤防は、市の事業として堤防工事に併せてかさ上げ工事をする方向で現在、千曲川河川事務所と協議を進めているとした。
 市議会9月定例会で補正予算が認められ、10月上旬までに堤防の上に大型土のうを設置する工事をした。
 土のうの覆いは、農業用シート(ハウス用)を転用したと説明。劣化(破損)等に対応していく、とした。100m置きに土のうが空いているのは、河川事務所の指示による。舗装の水はけを考慮して高くする所が空いている、と説明した。大雨の時はふさいでいいとのことで、天気予報を注視してふさいでいきたいとした。
 河川事務所が記す「上下流バランスや氾濫域のリスク等を総合的に勘案しつつ、令和2年度から千曲川本川の水位低下を目指し、立ケ花狭窄部などの掘削を段階的に進める」には、立ケ花下流の戸狩狭窄部やさらに下流から段階的に掘削していくことで水位を下げる計画だと説明した。工事は年明けから徐々に始め、令和9年度までに完了する計画。
 遊水池は中野市、飯山市を候補に計画している。また、上流側も計画しているとした。工事は令和4年から。
 相之島地域の千曲川河川敷では河道掘削や樹木伐採を行う。
 一方、相之島排水機場の更新について、エンジンの入れ替えを行い、令和5年度までに必要な更新をしていく。これにより排水能力は12.5%ほどアップする予定とした。
 建屋内に水が入らないようにする壁や扉の耐水化もしていく。
 北相之島団地の浸水について、水防壁の上60cm超と推定していたが、水防壁の上13cmまで浸水したことが判明したと修正した。
 区民は11人が発言した。「早めの避難と言うがどこに逃げるのか」に市は「早めに情報を出し、北部体育館や旭ケ丘プラザなどは早めに開設する」。
 「空き地が増える北相之島を元気づけることはできないか」に、市は「地元の人がすることがいい。長野市穂保も自らしている」。
 「工事が長いと住みたくなくなるのでいい所だと若い人に説明してほしい」と要望した。

2020-10-31 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント



須坂新聞


 須坂新聞はタブロイド判(20P~24P)で毎週土曜発行(年間48回)長野県須高地域(須坂市・小布施町・高山村・長野市若穂地区)で購読をいただいております。また配達地域外でも郵送にてご購読いただけます。購読料は1000円(月額/税込)です。購読お申し込みはこちらから。