2020-12-19 07:00 am by 須坂新聞
業務用冷暖房機器や自家発電機などを製造販売するナカトミ(高山村新堀、河本哲社長)は15日、須坂市教育委員会を訪れ、市内小中学校・支援学校16校の児童生徒に不織布マスク156,000枚を寄付した。同社の太田忠彦管理課参与が目録を贈った。小林雅彦教育長から市の寄付御礼状が贈られた。
同社は今年3月にも「令和元年東日本台風災害に見舞われた市の防災に役立てて」と災害緊急時に必要な工具類の入った「救助工具キット」80セットを寄付している。
今回は、全国の学校体育館などに大型扇風機を納入する企業として児童生徒の新型コロナウイルス感染症予防に役立ててほしいと贈った。太田参与は「学校で製品を使っていただいているのでこれ以上感染がひどくならないように活用してほしい」と述べた。
小林教育長は「救助工具キットに続いて不織布マスクの寄贈をいただいた。コロナ禍における小中学生等の感染予防対策に大きく寄与するもので有意義に活用させていただきたい。学校は密が避けられないが、マスクや換気、消毒、手洗いなどを寒い中だがしっかりやらないと自分も仲間も守れないと子供たちは頑張っている。ご厚意を全教職員にも伝え、終息まで頑張りたい」と述べた。
同席した市校長会の堀紀美子会長(旭ケ丘小校長)は「大変な時に貴重なマスクをたくさん頂けたことを旭ケ丘小6年生もうれしいと素直に喜んでいた。コロナに負けないで頑張る。毎日元気に明るく過ごす。マスクの寄贈を通じて自分たちは応えなければいけないと言っていた。誰にでも優しい気持ちで協力し、仲良く卒業することが恩返しとの声も聞かれた」と感謝した。
同社は高山村に本社、埼玉県に東日本営業所、福岡県に西日本営業所、新潟県に新潟営業所を置く。中国に2カ所、台湾に1カ所の現地法人(出張所)があるという。
不織布マスクは須坂市の他、小布施町に18,000枚、高山村に24,000枚、中野市に12万枚を寄付した。
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