最終処分場「エコパーク須坂」が供用開始〜地元仁礼町内覧会に110人参加

2021-03-06 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 長野広域連合が須坂市仁礼町(旧土取り場)に設置した一般廃棄物最終処分場「エコパーク須坂」の仁礼町区内覧会(2月27日)は、区民110人が参加した。3グループに分かれて広域連合の説明を受けた。
 広域連合環境推進課建設推進室の中村豊文室長は開会あいさつで「今年1月下旬に工事がほぼ終わり、2月1日から埋め立て準備作業や施設内の試験運転をして8日から試運転を開始した。埋め立て作業を始めている」と経過を説明。「絶対条件8項目を順守して安心安全な運転をしていきたい」と述べた。
 区が建設受け入れに際して提示した絶対的条件8項目は 1.埋め立て物は溶融スラグ、反応飛灰処理物、溶融不適物に限る 2.粉じん対策と測定結果の公表 3.モニタリング井戸での水質検査と結果の公表 4.放射能測定と結果の公表 5.埋め立て物の高さ制限(標高647m以下) 6.高速道路用に土砂を採取した東側斜面の土砂崩落防止 7.埋め立て地周辺の雨水処理(一時貯留池と河川放流施設設置) 8.地域振興補助(迷惑料や協力費等)の区への交付―が骨子。
 処分場を長期包括委託契約により令和8年3月まで5年2カ月間管理運営する「トーヨークリエイト・飯山陸送共同企業体」は、6人体制で業務をしている。総括責任者は片所恵蔵さん。
 同企業体は管理運営で大切にする3項目として 1.地域の声に耳を傾け意思疎通に努め交流を図る 2.緩衝緑地等の草刈りや植栽、花の植え付け等で美しい環境に努める 3.埋め立て地の早期安定を目指す―を今年1月の仁礼町区組幹事会に示した。
 長野広域連合を構成する須坂市や高山村、長野市など8市町村から排出される一般廃棄物を「ながの環境エネルギーセンター」(長野市松岡)で焼却し、灰やスラグ等資源化した残りを埋め立てる。
 埋め立て物(溶融スラグ等3種類)の搬入時間は平日午前9時〜午後3時の間。即日覆土の作業は4時までを目標とするとした。
 運搬は別の委託業者が1日最大3台(10トンダンプで)運行する。
 粉じん測定は場内1カ所、場外4カ所(仁礼小、仁礼会館、鷹清水=関谷組内=、福沢組公会堂)で。地下水測定はモニタリング井戸4カ所(施設内、埋め立て地上流1、下流3)と湧水(鷹清水)1カ所で。空間放射線量は場内で。それぞれ供用開始前に調査した。供用開始後も定期的に測定していく。
 かつて土砂を採取した東側斜面の土砂崩落防止工事は、アンカー工とのり枠工により施工された。
 場内各施設の説明を聞いた区民は本紙の取材に「安全性は確保されているようだ」(男性)と語った。
 駒津幸司区長は「約束通りの造りになっていた。地元として継続して監視し、友好関係を築きたい。融和を図り滑らかな関係でやっていきたい」と取材に語った。
 埋め立て施設の施工は戸田・守谷・北條・マツナガ特定建設工事共同企業体。浸出水処理施設は共和化工・須坂土建・村山建設特定建設工事共同企業体。設計は八千代エンジニアリング。監理はパシフィックコンサルタンツ。工事費約34億円(設計含む、税抜き)。エコパーク須坂の所在地は須坂市亀倉北ノ山850。☎026-214-6090。

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