【須高地区】高齢者コロナワクチン開始1カ月で接種1回以上は…

2021-06-12 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 新型コロナウイルスの収束に向け、須高地区で高齢者を対象としたワクチン接種が始まってから1カ月が経過した。対象者のうち、これまでに須坂市は施設入所高齢者や75歳以上の集団接種などで約15%、小布施町は町内の医療機関で進めている65歳以上の個別接種で約60%、高山村は65歳以上の集団接種で約50%がそれぞれ1回以上の接種を済ませた。
 須坂市の75歳以上の集団接種は、6月10日現在、1,308人が1回目の接種を受けた。予約をした1,896人の69%に当たる。内訳は、3日168人、4日84人、7日126人、8日84人、9日と10日各168人。
 75歳以上の数に、かかりつけ医での個別接種(7日開始)を受けた高齢者の数と、先行した施設入所高齢者の数を合わせた市内高齢者数は10日現在2,443人。3月1日現在で発送したワクチン接種券の数16,762人の14.6%に当たる。
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 小布施町は、65歳以上の高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン接種を始めて1カ月が過ぎた。対象者3,894人(4月1日現在)のうち3,361人が申し込み、10日現在で希望者の66.7%に当たる2,241人が1回目を接種した。
 町では町内7医療機関での個別接種を基本に実施、最初の週は準備が整った3医療機関で180人。現在は7施設で行い、5月31日の週は798人(1回・2回目)が接種。町が当初想定していた週410〜440人を大幅に上回っている
 町は「想定以上の接種申込みがあったが、各医療機関のご協力で接種者数を大きく増やしていただき、7月末までに希望者の2回目接種が完了する予定。かかりつけ医でない医療機関で接種いただいた方も多く、ご理解ご協力に感謝している」と話す。
 10日現在439人が2回目の接種を済ませた。町内高齢者施設入所者や従事者への接種も順調に進んでいる。
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 高山村は6月10日現在、65歳以上の対象2,510人のうち、1,244人(49.5%)が1回以上の接種を済ませた。村民生活課によると、今のところ副反応を起こした人はいないという。
 村では、5月10日から村保健福祉総合センターを会場に、高齢者の集団ワクチン接種を始めた。希望者(2,209人)には事前に接種日時を通知して日程を組んでいる。同31日からは2回目の接種も開始。接種を受けた1,244人のうち、2回目を済ませて完了した人は414人となっている。
 8日の村議会6月定例会一般質問答弁で内山信行村長は、「順調に接種が進んでいる」と状況を説明した。キャンセルによりワクチンを無駄にしないために、高齢者を対象にキャンセル待ち予約も受け付けて対応。国が要請する7月末までの完了を目指し、「計画を若干早める必要がある。現在日程調整をしている」とした。
 西條正純議員が質問した今後のキャンセル分の扱いについて村長は、「当面はこれまでの方針に沿って高齢者のワクチン接種を早期に完了するよう努めていきたい。高齢者の接種完了のめどがついた段階でワクチンに余剰が生じた場合は、次の接種順位となる64歳以下の基礎疾患をお持ちの方等の接種を進めていきたい」との考えを示した。

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