【相森中】過去の災害教訓に命守る

2021-06-26 07:00 am by 須坂新聞

学校・教育 icon 相森中の2年1組(34人)は17日、社会科の授業で須坂市総務課危機管理係の地域防災マネージャー山岸茂幸さんの話を聞いた。身近で起きた2019年10月の台風19号災害を教訓に、災害から命を守るための避難など日頃からの心構えを学んだ。
 台風災害では、同校通学区域の北相之島町を中心とした地域が甚大な被害を受けた。山岸さんは当時の映像や写真を使いながら、市内の浸水被害の状況や避難所、復旧作業の様子などを説明。「この地に住む以上、災害はある。今までの災害の事例や地域を知ることが大事」と強調した。
 有事の際、ためらわずに避難するためには普段からの備えが重要とし、「とにかく危ない所から去って命を守ってほしい」と呼び掛けた。
 2年生の社会科には、ハザードマップ(災害予測図)を使って防災を学ぶ単元がある。授業の前半で生徒たちは、避難に役立てるための「私のハザードマップ」作りもした。一人一人タブレット端末にダウンロードした市の洪水・土砂災害ハザードマップを参考にして、自宅と緊急避難場所2カ所を紙の地図に記した。
 山岸さんは「ハザードマップの浸水の深さはほとんど当たっている。避難経路の安全性を考えて、必ず二つ以上探しておいてほしい」とアドバイスした。
 台風災害で1日半の避難所生活を経験したという土屋空遊(そあ)さんは取材に「避難したのは夜中で、ちょっとパニック状態になった。(避難準備など)思っていた以上にやることが多かった」。自宅に非常食を備蓄しておくことなど「普段から意識して生活していきたい」と答えた。
 授業を企画した社会科担当の内山良一教諭は、行政担当者から直接話を聞くことで「学習がより深められると考えた。これからの地域を担っていく子どもたち。吸収力があるときに防災への意識を高めておくことが大事。タブレットも有効活用できた」と話した。

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