2021-09-11 07:00 am by 須坂新聞
ブドウの高級品種「ナガノパープル」や「シャインマスカット」などの出荷が本格化する中、ここ数年、高級ブドウを狙った盗難被害が県内で多発している。須高地区では被害を未然に防ぐため、関係機関や団体が連携して、パトロールや対策を強化。地域が一帯となって、警戒を強めている。
須坂市は昨年から、ブドウ畑周辺の夜間パトロールを実施。今年はブドウの初出荷日にあわせ、昨年より半月以上早い8月29日から開始した。市職員や農業委員が、10月中旬まで、不審者や不審車両などが畑の周辺にいないかを確認している。
一方、須坂署やJAながの須高ブロックは、夜間を問わず巡回している。
JAながの須高営農センターは農家と協力して、畑の入り口に体温に反応するセンサー付きの防犯カメラを試験導入した。効果があれば、設置台数を増やしていく予定という。
農家は個々に防犯カメラやセンサー付きライト、防犯ブザーなどの対策を取っている。
須坂署によれば、昨年の盗難被害の届け出は相談を含めて15件(須坂市9件、小布施町2件、高山村4件)で、約1,500房のブドウが被害に遭ったという。
同署は「地域の皆さんと協力して被害を抑えたい。畑の近くで見慣れない車を見かけた際は、ナンバーのチェックや情報提供をお願いします」と呼び掛けている。
市農林課は「活動を多くの人に周知し、盗難被害を抑制していきたい」と話している。
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