2021-09-11 07:00 am by 須坂新聞
来年の善光寺御開帳(4月3日〜6月29日)で、須坂市豊丘地区の杉が、本堂前に建てる「回向柱(えこうばしら)」になる。5日、豊丘地区の山林で「斧(おの)入れ式」があった。長野市松代地区の住民らでつくる「善光寺回向柱寄進建立会」によると、原木を須坂市内から調達するのは初めてという。
回向柱になる杉は、須坂市の木に制定されているクマスギで、高さ約30m、目通り(目の高さ)周囲約2m。樹齢は150年以上と推定される。一帯の山林所有者で、酪農業を営む小林昇さん(63、須坂市北横町)が寄進した。
回向柱は、御開帳のシンボル的な存在。期間中は「前立(まえだち)本尊」と結ばれることで、本尊に触れるのと同じご利益があるとされている。
小林さんは、代々受け継いできた大切な杉が「回向柱として活躍できることはうれしい」と話していた。
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