2021-11-06 07:00 am by 須坂新聞
国土交通省などが主催する第32回全国「みどりの愛護」功労者として、須坂市の田の神町老人クラブ「ほたる会」が国土交通大臣表彰を受賞した。今回県内では唯一の受賞。須坂市からは8年連続、通算20団体目となり、受賞数は全国でもトップクラス。須坂市が官民一体で取り組む“花と緑のまちづくり”が全国的に高い評価を得ている。
同クラブ(現在会員34人)は平成15年から地域の花壇整備や環境美化活動に取り組み、田の神公園と市道沿い(須坂警察署官舎の東側)の花壇では、土づくりや花の植え付けに子どもたちが参加するなど世代間交流も図られ、地域コミュニティーの形成にも貢献している。
同クラブはその時々で花の種類を変えており、今年は千日紅、サルビア、ジニア、葉ケイトウ、ベゴニアを育て、多くの人たちの目を楽しませた。
花壇整備以外にも同公園の草取りや樹木の手入れ、周辺の清掃などを実施している。
伝達式はこのほど市役所で行われ、三木正夫市長が同クラブ会長の武井?夫さん(86)と役員の安藤國忠さん(84)に賞状と記念品を手渡し、「大臣表彰は長年地域のために活動してこられた成果が認められたもので、本当におめでとうございます。同時に須坂の誇りであり、その尽力に敬意を表します。これからも花と緑あふれる地域づくりに励んでください」と感謝の言葉を贈った。
これに対して、武井会長が「大臣表彰は大変光栄なことで、皆さんのご支援ご協力に感謝申し上げます。花壇づくりは子どもたちと交流する貴重な場であり、子どもたちも花を大切にしてくれます。これからも皆で力を合わせて、一生懸命がんばっていきたい」とあいさつした。
また、須坂市から多くの団体が大臣表彰を受けていることに関して、三木市長は「市民の皆さんの熱心な取り組みのたまもの。花は平和の象徴。地域の絆づくりにもつながり、市としてもできる限り支援していきたい」と話している。
なお、功労者の表彰は例年全国「みどりの愛護」のつどいで行われているが、今年はコロナ感染防止のため、神奈川県で予定していた同つどいの式典と記念植樹が中止となり、表彰は各自治体での対応となった。今回は全国で110団体が受賞した。
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