2021-11-06 07:00 am by 須坂新聞
須坂創成高校で10月30日、販売や展示などで日頃の学習の成果を発表する「第5回創成フェア」があった。本年度は農工商の3学科の特色ある学びに、SDGs(持続可能な開発目標)の観点を取り入れて来場者にアピール。校内は生徒たちの活気にあふれていた。昨年度同様、コロナ禍により在校生の家族限定で公開した。
テーマは「Create:創造〜SDGsを通じて未来へのフェアを〜」。特別企画でフリーマーケットや、家庭で余っている食品を持ち寄り寄付する「フードドライブ」、公正な価格で取引された「フェアトレード」商品を販売した。全校で作った新聞紙のエコバッグも目を引いた。
SDGsの視点でそれぞれの活動を紹介したりもした。
各売り場には、生徒たちが学習の中で作ったり、仕入れたりした農作物や加工食品、工業製品、飲食品、県内外の名産品など多彩な商品が並んだ。実演や体験でも来場者を楽しませた。文化系クラブの発表や「創成ライダーショー」もあった。
フェア限定で販売した「チョコバナナどら焼き」は、商品開発を学ぶ商業科3年の生徒たちが、盛進堂製菓舗(須坂市上中町・馬場町)と共同開発した。「濃厚なバナナクリームがこだわり。チョコも甘過ぎない。絶妙なバランス」(生徒)とPRしていた。
社長を務めた冨岡拓弥(たくみ)さん(商業科3年)は「新しい取り組みとしてSDGsに関して何かできないかと考えた。フードドライブやフェアトレードなどを知ってもらう機会がつくれた」と成果の一端を示した。一般公開はできなかったが、「今まではあまりなかった生徒間での販売ができ、他学科がどんなことをしているのかを学ぶことができた」とも話していた。
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