2021-11-20 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の三木正夫市長はこのほど、2年前の台風19号災害の際に避難所で炊き出しボランティアをしたネパール人男性4人に感謝状を市役所で手渡した。
4人は関西でカレー店を経営。当時、報道で須坂市が大変な状況なことを知って駆け付けた。しかも、そのうち2人は本国に帰国中だったが、急きょ日本に戻って支援。4人は10月21日、避難所の北部体育館でカレーライス約200食を振る舞った。持ち込んだ食材をその場で調理。本場のネパールカレーに被災者らは「温かくて、とてもおいしい」と喜び、お替わりした人もいたという。
今回は、市が感謝状を送付することを、リーダーのディリップ・サルマさんに伝えたところ、「その気持ちを直接受けたい」との申し出があった。
4人はネパール政府公認の海外在住ネパール人協会に所属。同会では奉仕を理念としており、サルマさんらはこれまでも広島や九州などでの豪雨災害でもボランティア活動している。
サルマさんは「日本人は優しくて頑張り屋が多く、ネパール人は好意を持っている。皆さんのお役に立てることが喜び」と話し、三木市長は「皆様の真心と献身的な活動に多くの市民が励まされた」と感謝した。
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