2022-01-01 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の豊丘保育園さくら組(年長)園児8人はこのほど、豊丘地区の離山(はなれやま)わんぱく広場でキノコの駒打ち体験を行った。シイタケとナメコの駒(菌種)を原木のクヌギとケヤキの原木に100個ずつハンマーで植え付けた。
地域の有志グループ「離山を守る会」(坂田袈佐春会長)がふるさと体験を通して郷土愛を育んでほしいとの思いから、同園に提案して実現した。
同会会員がドリルで原木に穴を開け、園児がその穴に駒を入れてハンマーや木づちで打ち込む。園児たちは最初ハンマーがうまく駒に当たらなかったが、次第に慣れてきて、1時間ほどで全て打ち込んだ。
その後、昨年植え付けた原木に出てきた直径10?以上になった肉厚のシイタケを収穫。保育園でおでんや肉じゃがにして味わった。内山祐美子園長は「年長児は昨年自分たちが打ち込んだキノコはひときわおいしかったようです。地域の方々が毎年私たちのために愛情を注いでいただき、子どもたちは自然や故郷に関心が持てるようになっています」と感謝している。
また、同広場が冬の間休園になるため、園児たちは遊び収めにと遊具で楽しみ、離山のそりコースも見て回った。園児たちは「駒打ちもできたし、遊具で遊べて楽しかった。雪が降ったらそりで遊びたい」と喜んでいた。 同広場は遊具が凍結して危険なため3月中旬まで休園となる。この日は遊具にロープを巻いたり、パネルを貼る作業などを行った。同会の小林道男さんは「開園して2年。コロナ禍でも口コミで多くの人たちが訪れてくれた。来年3月になったら雪や天候の状況を確認して準備を進め、中旬には再開したい」と話している。
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