2022-01-08 09:56 am by 須坂新聞
第100回全国高校サッカー選手権大会の第3日は昨年12月31日、首都圏8会場で2回戦の16試合が行われた。県代表の長野市立長野は味の素フィールド西が丘(東京都)で東山(京都府)と対戦し、0―2で敗れた。東山は同大会で準々決勝に進出した。
須高関係では、チームを率いる芦田徹監督(須坂市春木町)やDFの藤沢勝理(しょうり)君(須坂市本郷町)、FWの橋本泰知(たいち)君(須坂市境沢町出身、長野市)らが同校初となる選手権の舞台に挑んだ。
市長野は前半10分に先制点を奪われる。攻守の切り替えが早い東山に主導権を握られ、後半3分に追加点を許した。劣勢でも県予選から貫いてきたパスをつなぐスタイルで反撃の機会をうかがった。 粘り強く守備からボールを奪いパスをつないでゴールを目指したが、シュート数は相手の15本に対し1本。得点は奪えなかったが、後半には主導権を握る時間帯をつくり、地元から駆け付けた応援団を沸かせた。
試合後の取材に芦田監督は「(東山は)大人のサッカーができるチームだった。下がりながら、守りながら、ボールを運ぶことが多くなってしまい、前線の人数やアクションが少なかった。スペースができても簡単には思うようにいかなかった」と語った。
先発出場した橋本君は「全国大会の雰囲気や全国のレベルを肌で感じた。自分たちがやってきたことを信じ、最後まで貫き通すことができた」。藤沢君は「この舞台に立てたことに意味がある。最後まで自分たちのスタイルを貫くことができた」と胸を張った。
途中出場したMFの中里隼希(しゅんき)君(須坂市北旭ケ丘町)は「大舞台で自分たちのやりたいことを悔いなく出し切ることができた。個人としては県大会の準決勝、決勝よりも多くのプレータイムをもらえてサッカーをやってきてよかったと思えた」と振り返った。
DFの山崎瞳真(とうま)君(須坂市高橋町)は「開会式など試合以外のことからすべてがわくわくした。結果的に自分がピッチに立つことはなく悔しい思いもしたが、最高の仲間と貴重な経験をすることができた」。
同校の選手権初勝利には届かなかったが、芦田監督は「練習してきたことを出そうと精いっぱいプレーしてくれた。子どもたちはよくやってくれた」と選手たちをねぎらった。
全国大会の経験を糧に4人は次のステージに進む。進学先や就職先での活躍を誓った。
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