2022-01-22 07:00 am by 須坂新聞
県は20日、県内の新型コロナウイルス感染者が過去最多の441人になったと発表した。須高地区も感染が拡大、須坂市では12日間連続して感染を確認、15日には感染状況を6段階で示す県独自の感染警戒レベルが「5」となり、19日は過去最多の18人を記録するなど、歯止めがかからない。小布施町も19日に4人の感染を確認、県の警戒レベルが「5」に引き上げられた。学校では休校、施設では利用中止など、各方面で対応に追われている。
須坂市は警戒レベル5に対応、19日から当面、市関係施設の一部の利用を休止した。
主な施設は▽子育て支援センター▽各地区児童センター▽老人福祉センター永楽荘・くつろぎ荘▽屋内ゲートボール場ふれあい▽市民体育館▽市生涯学習センター▽各地域公民館―など。図書館は貸し出し・返却のみ。
学校関係では、市内児童の感染が確認された小学校のうち、1校は17日から21日まで臨時休校に。土・日曜をはさみ24日から再開する予定。別の1校は20日から27日まで学級閉鎖にしている。感染の広がりを確認するため18・19日に臨時休校の対応を取った中学校もあった。市内の保育園1園も17日から22日まで休園している(20日現在)。
市は18日、市長メッセージを市ホームページに掲載、防災行政無線で注意を呼び掛けている。
感染拡大に関して、市は「昨年9月に緊急事態宣言が解除され、人の往来が増えたことが一因。今回は若い年代に多いが、感染経路がはっきりしない」。
対策として「家庭内で広がっており、家でもマスク着用など基本が大切。人と会う機会を減らすことや体調不良の場合は早めの検査をお願いしたい。3回目ワクチン接種への協力も合わせてお願いしたい」と話している。
三木正夫市長は19日の定例記者会見で、感染が市内で拡大している状況を踏まえ、「医療体制と保健所体制を守るため、市民の皆さんには基本的な感染防止対策をしていただきたい」と呼び掛けた。
一方、ウィズコロナの中で飲食や宿泊など経済対策との両立を図っていく必要性も強調した。ただ、コロナ下の生活に慣れ、会食時にマスクを着用せずに会話をするなど感染予防に緩みが見られるとも指摘。黙食や会話時のマスク着用など「基本に戻って対応していただくことが大切だ」と述べた。
なお19日に市職員1人の感染を確認。庁内の濃厚接触者はなく通常業務を行っている。
高山村は21日から当面の間、感染拡大防止のため、一部の村営施設の利用を村民に限定している。対象はトレーニングセンターやグラウンドなど社会体育施設等17カ所、公民館など文化施設2カ所の計19カ所。
なお20日現在、県独自の感染警戒レベルで村のレベルは4となっているが、今後5に引き上げられた場合は、施設の利用方法を変更する可能性があるとしている。
小布施町は20日、県感染警戒レベルが5になったことに伴い、町営施設の利用休止などの方針を検討するとしている。
2022-01-22 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
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