2022-06-04 07:00 am by 須坂新聞
大学生らが須坂市をフィールドに、町並みや古民家などを研究や授業に生かす「蔵の町並みキャンパス事業」の一環で、大学院生が設計した木製ベンチ2基が臥竜公園に設置された。5月30日、現地でお披露目会があった。
ベンチは竜ケ池東側(ボート乗り場近く)の通路沿いに、3人掛け(長さ約2m)と4人掛け(同約2.4m)を設置。信州大学大学院総合理工学研究科工学専攻建築分野修士2年の秋山昌輝さん(24)らが考案した。
緩いカーブを描くベンチは、縁側からイメージを膨らませたデザイン。座った人がゆっくりくつろげるよう、座面の奥行きを深くしたのも特徴という。
秋山さんは「日常的に散歩をするような方に座っていただけるようなベンチにした。手すりには犬のリードや杖などもかけたりできる」などと紹介した。
蔵の町並みキャンパス事業は2006年から、市や大学などの教育機関、市内企業、団体などでつくる推進協議会(事務局・市まちづくり課)が実施。これまでにも旧小田切家住宅など市内施設に学生が設計した椅子やテーブル、ベンチを設置している。
中澤正直副市長は「キャンパス事業の成果が形となって表れることは素晴らしい」と喜んだ。西原秀次会長(サンジュニア会長)は「今後も企業・行政・学校が連携する中で、新しいテーマを持って、より発展的にキャンパスを展開していきたい」と述べた。
同協議会によると、昨年度は県内外の大学や市内の高校など10校以上が参加した。
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