2022-06-11 07:00 am by 須坂新聞
須坂市の豊洲小、旭ケ丘小、相森中で1日、災害時に児童生徒を保護者に引き渡すための訓練があった。水害を想定して3校が同じ時間帯に取り組み、有事の際の対応を確認した。
このうち、2019年10月の台風災害で浸水被害に遭った豊洲小(児童133人)は、児童と教職員約140人が参加。北部体育館駐車場まで歩いて避難し、保護者の迎えを待った。
保護者には、緊急連絡網・安否確認システムを使ってメッセージを配信し、所定の時間に迎えに来てもらった。学級担任が「引き取り人」であることを確かめた後、児童にも「こちらの方はどなたですか」と尋ね、引き渡した。
1年の石川結(ゆい)さんを迎えに来た父親の大和(やまと)さんは、「災害はいつ起きるか分からないので、こうした訓練をやってもらえるとありがたい」。児童を引率した学級担任の一人は、学校から別の場所への避難について「すごく緊張したが、安全に避難するための訓練ができた」と話していた。
3校合同の訓練は3回目。両小と相森中には、きょうだい関係の児童生徒がいる家庭もあり、連携した取り組みが重要という。
佐藤富美子校長は「子どもたちにとっては、いざという時に自分で考えて行動するための有効な訓練。(訓練を機に)より地域の防災意識も高まればいい」と期待していた。
2022-06-11 07:00 am by 須坂新聞 - 0 コメント
Tweet© 須坂市公認ポータルサイト・いけいけすざか. ALL Rights Reserved. Privacy Policy