旧フジ会館・旧ナガイビル跡地約3,000平方メートルを駐車場等に

2022-06-25 07:00 am by 須坂新聞

お知らせ icon 轟病院(須坂市馬場町)を運営する医療法人公仁会が須坂市北横町に所有する土地(旧フジ会館・旧ナガイビル跡地約3,000平方メートル)について、法人は6月から6年間、不動産事業を営む岡田産業(須坂市上八町、岡田勇社長)に賃貸している。岡田産業は21日、取材に応じた。「地主の了解を得て中心市街地の立地を有効活用して須坂市のためにも貢献したい」と語った。
 同社によると、駐車場(月決めや時間決め等)と多目的広場(イベント広場)に整備するため、6月15日、工事に着手した。
 駐車場は賃借地南側に50台〜60台分を整備する。料金ゲートを市道側出入り口(東側)と桜木町通り側出入り口(西側)の2カ所に設置する計画だ。
 一方、イベントなどに使える多目的広場を須坂駅前本通り(県道)と市道に接する賃借地北側に整備する計画。トレーラーハウス(キッチンカー)によるイベント販売ができるスペースを確保する。
 岡田社長は取材に「地主の了解を得て、弊社の事業を通じて中心市街地のにぎわい創出や須坂市の活性化に貢献できるよう多目的広場の活用を考えている」と語った。
 周囲には安全対策としてフェンスを設ける。駐車場と多目的広場を合わせると、100台ほどの駐車が可能という。
 全体工事の完了を8月盆前後とみているが「資材調達の動向によっては延びることも考えられる」(同社)。
 土地を所有する同法人は、5月31日付で岡田産業と土地の賃貸借契約を結んだ。契約には「公序良俗に反しない限りでの活用」や「建物などの構築物は建てない」ことを取り交わしたようだ。
 広さが1,000平方メートル以上の区画形質の変更であるため、市宅地開発等指導指針に基づいて、同社は市に事前に開発事業計画協議書を提出した。市は庁内関係課との協議を経て同社と3月25日に協定書を結んだ。
 旧フジ会館と旧ナガイビルの解体工事は、おととし夏から昨秋にかけて法人が行った。
 フジ会館は昭和50年代から平成26年7月末まで家具や日用品、食品などの雑貨小売り販売を営んだ。途中では結婚式場や食堂も営業した。
 一方、ナガイは同期間に紳士・婦人・子供服など総合衣料品販売や結婚式場を営んだ。
 両建物は築35年超の老朽化と耐震工事費用面から閉店に至った。
 同法人は病棟の建て替えのために同物件を取得したが、院長の逝去で計画が足踏み状態となっている。23日の取材に同法人は「賃貸借契約期間満了後の病棟移転新築等を検討している」とする。
 14日の市議会一般質問(中島義浩議員)の答弁で市は「災害時の自動車避難ができるよう市内スーパー等の駐車場9カ所を緊急避難場所として各者と協定を締結している」とした。今後土地所有者や事業者との合意形成が図られれば中心市街地の災害時安心対策も進むものと期待される。

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