2022-07-16 07:00 am by 須坂新聞
小山小(351人)は14日、七夕に書いた短冊を燃やし、天に煙を届けて願いをかなえてもらう伝承行事「笹(ささ)送りの会」をした。2016年度に保護者と児童が体育館横で七夕飾りを燃やしたことが始まりで、3年前から校庭で火を囲む形式になったという。主催は保護者有志の栃の木応援隊。
点火前に竹を提供した普願寺の昭映住職(南原町)は命の大切さについて「ズッキーニを育てている。毎日何本も収穫できるので、ある日、『こんなに実がならなくてもいいのに』と言ったら、採れても1、2本になった。つぶやきが聞こえていた。野菜も心があり、命をいただいていることを忘れてはいけない」と話した。
笹飾りに、火をつけると一気に燃え上がった。児童らは真剣な表情で燃える様子を見つめたり、願いがかなうように手を合わせたりしていた。「一瞬で燃えていった。天まで届いてみんなの願いがかなうといいな」「願いが空に届いた」と、うれしそうだった。
PTA顧問の磯貝勉さんは「世界的な疫病で明るい話題がないが、子どもたちの思い出の一つとなったらいい。今後も陰のサポート役として協力していけたら」と話した。
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