【須坂市】10月中旬までブドウの盗難防止へ夜間パトロール

2022-09-03 07:00 am by 須坂新聞

農業 icon 須坂市は28日から、ブドウの盗難を防ぐための夜間パトロールを始めた。青色回転灯をつけた「青色防犯パトロールカー」でブドウ畑周辺を回り、不審者や不審車両などがいないか注意している。
 市農林課は、ブドウの盗難被害について「人通りが少ない夜に狙われていると思われる」と説明。須坂署によると、昨年は管内で7件の相談があったという。ここ数年では15件ほど(被害届と相談の件数)の被害があった年もあり、「今年も数件の相談がある」とする。
 市の夜間パトロールは3年目。須坂署や市農業委員会、JAながの須高ブロックと連携を図り、収穫期の警戒にあたっている。須坂署とJAは夜間問わず団体ごとに巡回する。
 初日はJAのブドウ初出荷日に合わせて、市役所本庁舎前で合同出発式を開いた。関係者約20人が参加。産地や農家の生活を守るためのパトロールの重要性を確認し、車両4台に分かれて、街灯がなく暗いブドウ畑周辺を見回りした。
 出発式で三木正夫市長は「農家の皆さんが苦労して作っているブドウ。被害がなくなるように一生懸命取り組みたい」。須坂署の甲田隆穂署長は「事前の下見をするなど犯行は計画的に行われていることが多い。特別態勢を編成して警戒活動をする」と述べた。
 夜間パトロールは10月中旬まで。市農林課は、防犯カメラの設置などとともに「できる対策をして盗難を防ぎたい。地域が一体となって取り組むことが重要」としている。

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